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  3. 塾講師になった理由

管理人は大学時代に塾講師を約1年間続けていったん辞めましたが、卒業して数年経ってから、また別の塾で講師になりました。それぞれで塾講師になった理由がまったく違います。塾講師になる「正しい理由」と「間違った理由」の両方を、私は1人で体験してしまったのです。

大学時代 : 勉強を教えてみたかった

大学3年の1年間 (正確には大学2年の3月から大学3年の3月まで) 、
塾講師になった理由は、「教える仕事をしてみたかったから」です。

自分で言うのも難ですが、これは健全な動機といえるでしょう。
もちろん100%がそれではなく、お金がほしかったという理由も少しはあります。
それでも、今まで勉強してきたことを生徒に教えたい気持ちは強かったと思います。

当時の私は、大学の授業や実験があまりにもつまらなかったため、受験時代のほうが充実していて楽しいと思ったくらいです。
受験勉強というのは、ある程度勉強すれば理解できるものです。
理解できれば達成感があり、次の問題も頑張って解こうという気になれます。

しかし、大学の授業はそうはいきません。
そもそも興味がわかないので、理解しようという気にさえなれなかったのです。

そんな私にとって、塾講師をやっている時間はとても充実していました。

自分が今まで勉強してきたことを生徒に説明できる。
そして生徒が理解して納得してくれる。
受験勉強というのはつまらない大学に入るためではなく、こうして塾で生徒に教えるためだったと心底感じたものでした。 ←笑ってやってください

塾の仕事はすべてがうまくいったわけではなく、準備不足で生徒や他の講師に迷惑をかけるようなこともありました。
しかし、大学時代の私は生徒に教えたいという気持ちが強かったので、大学4年になるまで、途中で辞めたいと思うことはありませんでした。
明日の数学はどう説明しようか、来週の理科の教材は何にするかなど、常に先のことを考えて仕事に取り組めたと思います。

教えることが好きな人にとって、塾講師は本当に良い仕事です。

卒業後 : お金を稼ぐための手段

大学卒業後、いったんはIT起業に就職したものの、
3年半後に仕事が辛くなってきて退職。
もはや自分はサラリーマンには向かないと判断し、ネットの広告収入やアフィリエイト報酬で生きていこうと独立を決意しました。
自己ビジネスが軌道に乗るまでの生活費を稼ぐ手段として、塾講師のアルバイトを始めることにしました。

これは不純な動機です。

もちろん、塾講師も仕事ですからお金を稼ぐためにやるのは当然のことです。
しかし、単純にお金だけがほしいのならば別のアルバイトを選ぶべきです。

塾講師の仕事は、実際に授業という仕事に入る前に十分に予習して準備をするという作業があります。
これには給料が発生しません。
さらに、授業後もテストの採点や保護者連絡といった雑務があります。

独立のために自宅で作業する時間がほしくて正社員を辞め、アルバイトになり下がったはずなのに、自分の時間がない。
高い時給に惑わされて塾講師になると、こういう現実をつきつけられるのです。

そもそも私は大学時代に塾講師を1年間もやっていながら、なぜこんなことが予測できなかったのか。
理由はいくつかあります。

まず、大学時代に塾講師をやっていたときから5年以上経っていたので、塾の仕事内容を忘れかけていたということ。
そして、大学時代にやっていたのは個別指導だけだったので、たとえ時間がなくて準備ができなかったとしても、アドリブで何とかなることも多かったのです。
しかし、卒業後に働いた塾では、個別授業もありましたがグループ授業が中心。
こうなると、たくさんの生徒を相手にするわけですから、準備もなしに授業はできません。

結局、毎日授業の準備に追われ、自分の時間の大部分を持って行かれました。
まあ、それでも生徒が喜んでくれるのは嬉しかったですけどね。

塾講師はお金を稼ぐ目的で始めると後悔あるのみということを、今さらながらに学んだものでした。