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管理人の大学時代
管理人が初めて塾講師のアルバイトをしたのは、大学2年の3月~大学3年の3月まで約1年間です。大学ではどんな学生だったのか、簡潔に言えば、やりたくないことに手を出さない学生でした。
嫌いな科目は勉強しない!それでいいのか?
管理人は高校卒業後1年浪人しましたが、
結果的には第1志望の大学に合格することができました。
東京都内にある私立大学で理系の学部、偏差値は60強くらい、まずまずの有名大学といったところです。
なぜ理系かというと、国語や地歴といった文系科目が苦手で興味もなかったからです。
ひとつのことを覚えれば応用次第で様々な問題が解ける数学や理科のほうが得意でしたし、興味もありました。
しかし、今思うとこの動機はあまりよくなかったと思います。
「嫌いな科目は勉強しない、得意な科目だけで勝負できる学校を選ぶ」
たしかに、これもひとつの受験対策だと思います。
しかし、私の場合は好き嫌いがひときわ激しく、理系科目の中でも物理だけはどうも得意になれず、また好きにもなれませんでした。
その結果、私が選んだ受験科目は英語・数学・化学の3科目のみ。
それ以外の科目の勉強は少なくとも受験ではまったくせず、高校でも赤点ギリギリの成績でした。
国立大学の受験生は5教科も勉強をしているのに私は3教科だけ。
受験科目の多い受験生を見ると「まあ、がんばってねw」などと心の中で冷笑していたくらいです。
今思えば本当に愚かな話ですね。
社会人になったら自分に合わないことでも、必要なことはやらなければならないのに。
そんなことを考えるまでもなく、この偏った自己中心的な大学受験のツケは、大学入学後に回ってくることになりました。
化学科ではなく物理学科と明示してくれ
大学での私の専攻は化学でした。
なぜ化学なのか。
それは物理が苦手だったからです。
この時点で化学科の学生からは大笑いされるでしょうね。
どこかのサイトに「大学に入ったら化学は物理になり、物理は数学になる」と書かれていましたが、これには寸分の狂いもありませんでした。
大学では化学しかやらないと思っていた私の認識は極めて浅はかなもので、物理化学だけでなく無機化学や有機化学にも普通にエントロピーやシュレーディンガー方程式といった難解な数式や物理法則が出てくるのです。
「化学なのか物理なのか分からないような世界こそ本当の化学である」などと嘯いてくる教授もいましたし、もはや私の研究意欲などというものは完全に萎えてしまいました。
大学入学後からでも物理の勉強をすればいいじゃん、とも思いましたが、なかなかそういう気にもなれませんでした。
なにしろ、辛い受験生活が終わってすっかり気が抜けてしまった私は、暇さえあれば家にこもってゲームやネットサーフィンをしたり、秋葉原を徘徊したりする日常だったのです。
「結局、私は勉強が嫌いなんだな」
学生のときはなかなか認められませんでしたが、今でははっきりとそう思います。
理系学部には自由な時間がない
理系は大学に入ってから大変です。
物理が苦手な私は、常に留年と背中合わせの思いで4年間を過ごしました。
得意なつもりだった化学の勉強も次第に興味が薄れていき、
大学での成績はさんざんだったのです。
週1回、ひどいときは2回もある化学実験や物理実験は、原理も目的もまったく理解できないまま流されるだけでしたね。
こんなことではいけないと思いながら徹夜状態でレポートを完成させていたのですが、結局的外れなことばかりを書いて「再提出!」の繰り返しでした。
正直、こんなつまらない授業や実験ばかりの毎日ならば、いっそ退学しようかと思ったこともあったくらいです。
しかし、大学2年次の後期に化学と関係ないプログラミングの科目があり、そちらに出席してみたら、これが非常に面白かったのです。
以後、化学関係の必修科目はとりあえず単位が取れればいいくらいの方針で、ひたすらコンピュータの勉強に励むようになりました。
しかし、卒業するためには化学や物理の勉強もしなければなりませんので、試験前には死に物狂いで勉強したものです。
受験時代と同じくらい忙しかったといっていいでしょう。
勉強とはいっても本質を理解するのではなく、ただ問題の解き方を暗記するだけです。
そんなものはカンニングとどこが違うのでしょうか。
公式を書く場所がカンニングペーパーか頭の中かの違いしかありません。
単位を取るための工作を徹夜でやっていたのです。
こんな勉強では、当然ながら研究者としての基本能力など身につくはずもなく、留年こそしませんでしたが、卒業研究はあらゆる研究室から嫌われて履修できませんでした。
私の学科は「化学総論」という科目があり、これに出席して定期的にレポートを提出していれば、卒業研究をしなくても卒業できたので、何とか一度も留年せずに卒業することはできました。
しかし、私が大学4年間で学んだことって一体何だったのでしょうかね。
もちろん、私は塾講師のアルバイトもしましたし、コンピュータの勉強もしていましたから、それなりの経験やスキルアップはできたと思います。
でも、これらってわざわざ大学に行かなくてもできたはずです。
結局、大学そのものから得たものは皆無に等しい。
そんな空虚な大学生活を自覚もなしに送ってしまった管理人だったのです。
受験勉強が直接役に立つ唯一の仕事
なんだか自虐ネタになってしまっていますが、そんな無気力な学生だった管理人でも塾講師のアルバイトはできたのです。
そして、勉強が心底嫌になっていた学生時代でしたが、それはあくまで大学での勉強の話であり、生徒に勉強を教えるとなれば話は別でした。
仕事なので何もかも楽しいというわけにはいきませんが、はっきり言って大学で教授の演説を聞いている時間なんかよりも、ずっと有意義で楽しい時間を過ごすことができたのも事実です。
大学に行ってもやりたいことが見つからず、どうも充足感がない。
そういう人にとって塾講師はなかなか手応えがあるアルバイトです。
大学で勉強したことは役に立たなくても、受験で勉強したことは次世代の生徒に教えるという活用方法があるのです。
「学校の勉強なんか将来役に立たないよ!」という理屈は、塾や予備校の業界ではまったく成り立ちません。
塾講師のアルバイトをしていれば、受験時代に苦労して勉強してきて良かったと思える瞬間が必ずあります。
