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集団授業について
集団授業をする上での基本事項です。授業とは一方的に話をすることではなく、生徒と気持ちのやりとりができることが肝要です。
授業の最初に生徒の集中力を高めておく
授業では導入が大事
教室に入ったら軽く挨拶して「じゃあ、今日はこのページからだね」と言って、早々に本題に入る。
これは授業の始め方として適切でしょうか?
受験が迫っている生徒ばかりのクラスならば良いかもしれませんが、たいていの場合、教室内の生徒は勉強のモチベーションが高くありません。
そういう場合、いきなりテキストを開くのではなく、生徒の集中力を上げる導入から始めると効果的です。
たとえば、次のようなフレーズから始めてみるとよいでしょう。
- 「生徒からこんな質問がありました」
- 授業に関しての質問でも、単なる趣味の質問でもよい。
Q&A形式にするだけでも、生徒は睡魔から解放されることが多い。 - 「昨日こんなことがありました」
- 自身の体験談を話す。
ブログを持っている人は、記事に書くような感覚で話すといいかも。 - 「さっきのニュース見た?」
- 朝のニュースならば生徒はすでに知っていることが多いが、夕方 (塾の授業が始まる少し前くらい) のニュースは見ていない生徒が多いはず。
新鮮な話題を届けることができる。
生徒ひとりひとりと目を合わせる
演説のように話さない
授業は生徒とのコミュニケーションであり、会話です。
大ホールで不特定多数の人に一方的に演説するような話し方ではなく、常に生徒ひとりひとりの目を見ながら、双方的に話すようにしましょう。
机間巡視をする
生徒に問題を解かせている間は生徒の座席を順次巡回して、講師も一緒に取り組んでいるという姿勢を見せるようにしましょう。
板書のしかた
集団授業と言えば板書であり、生徒は講師の板書を一生懸命写します。
普通に紙やノートに字を書くときは上手に書けるのに、立ったままマジックやチョークで書くとなると上手く書けなかったという経験は誰しもあるはず。
何度も書いていればホワイトボードや黒板にも慣れてきますので、そのあたりの心配はいらないでしょう。
板書におけるノウハウや注意点を下記にまとめます。
ボードを分割して使う (生徒のノートの幅を意識する)
板書が横に長くなると、生徒がノートに書ききれなくなって困ります。
特に英語の板書で長い英文を書いているときに起こりやすいと思います。
これを防ぐには、ボードをあらかじめ2分割または3分割して使うようにします。
その分割した1つ分の幅が、生徒が使っているノートの幅と考えましょう。
後ろを向いたままにならないようにする
最初のうちはありがちですが、板書をしているときに、どうしてもボードの方を向いたままになってしまいます。
授業とは常に生徒とのコミュニケーションですので、板書をしている間もできるだけ生徒から目を離さないようにしなければなりません。
生徒の授業中の集中力を高めるためには、講師の目線がちゃんと生徒に届いていることが前提条件です。
また、講師が前を向いていないと、しつけの悪い生徒は遊び出すかもしれません。
最初は難しいかもしれませんが、板書中も生徒のほうをちらっと見るようにするとよいでしょう。
色分けは自分でルールを決めてしっかり守る
ホワイトボードの一般的な色の使い方は、基本色は黒、重要なところは赤、他と意味合いが違うところや目立たせたいだけのところは青、というものでしょうか。
その場の思いつきで色を使うのではなく、自分で各色の役割を決めて、最後まで守り通しましょう。
正しい書き順で書く
板書において誤字・脱字に気をつけるのはもちろんですが、意外と軽視されやすいのが漢字の書き順です。
生徒は板書そのものだけでなく、講師が板書しているところもじっと見ています。
特に国語の先生が書き順を間違えて板書すると、信頼度はハト○マ内閣並みになると思って間違いないでしょう。
今まで書き順を気にしたことがない人は、常用漢字の書き順くらいは調べて正しく書けるようにしておくべきです。
数学の先生ならば、方程式の「方」と「式」を正しい書き順で書いているか自己チェックしてみましょう。
略字を使わない
画数が多い感じは書いていてストレスを感じるものです。
ついつい略字を使いたくなるものですが、大人が思っているほど生徒は略字に慣れていません。
「門」や「第」などは略字を使うのも一般的ですが、少なくとも塾の授業では使わないほうが無難です。
そもそもテストで略字を書いたら、国語のテストでなくても減点される可能性があります。
生徒が略字を真似して成績が下がってしまわないように配慮しましょう。
