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塾講師は自ら商品を作り出し、それを直接お客様 (生徒) に提供する点が、他のアルバイトと一線を画しています。

多くの塾講師は大学生がアルバイトとしてやっています。
アルバイトの性質上、曜日や時間はかなり自由に決められますし、給料も時給制のところがほとんどでしょう。
学生ならば、学業や趣味、人によっては恋愛などもおろそかにはできませんから、正社員のように仕事だけに打ち込む必要もありません。
そのへんはコンビニや施設警備などのアルバイトと変わりませんね。
しかし、塾講師は一般的なアルバイトと大きく違うところがあります。

会社の根幹となる事業に関わる

たとえばセブンイレブンのアルバイトならば、仕事といえば商品をお客様にお渡したり商品補充・清掃などをするだけです。
商品を開発したり店に置く商品を決めたりするのは正社員の仕事です。
事業の根幹となる商品をアルバイトに開発させる会社は少ないでしょう。
アルバイトはあくまでお客様と商品の橋渡しでしかなく、枝葉末節の仕事しか与えられません。

しかし、塾講師は違います。
学習塾にとって核となる商品は授業です。
その授業を作り出してお客様である生徒に提供するのが塾講師のアルバイトです。
メーカーで言えばエンジニアに当たります。
事業の根幹となる商品を作り出す仕事なのです。
もちろん、授業のカリキュラムを作ったりテキストを企画するといった、さらに上の仕事は正社員がやっていますが、アルバイトも授業を生産するという中核的な仕事をしなければなりません。
当然、授業が分かりにくければアルバイト講師本人にクレームが来ることもしばしばあります。
資格も免許もいらないアルバイトでありながら、そんな責任ある仕事を任されるのは塾講師と家庭教師くらいではないでしょうか。
塾講師はアルバイトに違いはありませんが、コンビニ店員のような一般的なアルバイトと比べると責任の重さが違います。
そのため、塾講師の仕事には次のような特徴があります。

研修や会議が多い
採用後の事前研修だけでなく、本格的に仕事をするようになってからも定期的に研修を行う塾が、特に大手には多く見られます。
中には全教室の講師を集めて一斉研修をする塾もあるようです。
それだけアルバイト講師にもこだわりをもって教育し、使命感のある仕事をしてもらいたいのでしょう。
長期勤務が前提
塾講師は仕事内容を見ても、決して単調作業というわけにはいきません。
どんな授業をするか十分に考えて準備をしてから教壇に立たないと、授業自体が成立しないのです。
仕事をしながら、生徒との接し方・教え方などを学び、日々スキルアップしていくことが望まれます。
そのため、塾講師の求人は長期勤務してくれる人しか受け付けていない場合がほとんどです。
「夏期講習の期間だけ人手が不足しているから1ヶ月間講師をしてほしい」などという求人はまずないと思ってください。
やるからには最低1年は本気で生徒と向き合う覚悟がなければ、塾講師の仕事は勤まらないでしょう。